虫を食べて暮らす 1

信州伊那谷は昆虫食が熱い

『信州伊那谷のおいしい昆虫』(非売品)と題した本が3月末に届いた。

カラー写真がふんだんに使われ、昆虫食王国伊那谷の昆虫食を分かりやすく紹介している。

『信州伊那谷のおいしい昆虫』表紙

目次には、天の虫・蚕、地の虫・地蜂、川の虫・ざざ虫・田の虫・イナゴ、木の虫・ごとう虫とある。伊那谷では自然の恵みとして昆虫食が理解されていることが納得できる。

この本は長野県上伊那地域振興局の発行である。長野県は昆虫食の盛んな県として知られている。だが県民はこれまで昆虫食を積極的にアピールしてこなかった。

ことさら言うまでもない当たり前の食文化だったこともあるが、胸を張って「我々は虫を食べている」と表だって言えない心理も働いたに違いない。

ところが2013年の国連食糧農業機関の昆虫食を推奨する報告が出てから、にわかに世界は昆虫食に注目するようになった。

「地球を救う未来の食料」という見出しが紙面を躍った。

地球規模の昆虫食への関心が高まるなか、長野県副知事の太田寛さんが巻頭言を書いた『信州人虫を食べる』(信濃毎日新聞社)が2015年に発刊された。

松本県ケ丘高校の生徒2名が、昆虫食で地域起こしをテーマにした発表で、2016年の地方創生担当大臣賞を受賞した。

2017年12月から翌年5月にかけて、伊那市創造館が「大昆蟲展」を企画した。

続いて「信州の昆虫食を全国、世界に発信するとともに、伝統文化として後世に伝えねばならぬ」との熱い思いから「信州昆虫食コンソーシアム」という団体が結成された。こちらも副知事の太田さんが代表を務めている。

こうした昆虫食への機運の高まりのなか、伊那市創造館で今年2月に「美味しい昆虫シンポジウム」が企画された。ここに昆虫食のentomo代表の松井崇さんと私が招かれた。

案内された会場へ入ったとたん、東京とは違う雰囲気に驚かされた。

東京など都市でのイベント参加者は圧倒的に若者が多いのだが、こちらでは130人ほどの参加者のほとんどが年配の人たちだった。しかも講演のなかで尋ねたところ、これまで昆虫を食べたことがないのは1人の主婦だけというのも驚きだった。さすがここは昆虫食王国だと実感させられた。

美味しい昆虫シンポジウムで講演する筆者

捧剛太館長は『信州伊那谷のおいしい昆虫』のなかで、「伊那谷における昆虫食は、ゲテモノ食いと言われるような奇妙な風習ではなく、当初から食糧危機を見据えてきたやむをえない食文化でもない。「自然界にあるものを無理なく採集し、美味しく食べる工夫をし、自然を壊すことなく長く食べ続けられる様に守り続ける」とても豊かな食文化なのである」と書いている。

わたしも諸手を挙げて賛成である。同郷人として誇るべき昆虫食文化の本質を伝えていけたらと思っている。

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この度は 昆虫食通販 Bugs Farm(バグズファーム)をご覧いただきありがとうございます。

昆虫食は 罰ゲーム用、2次会の景品、ユニークなプレゼントとしてはもちろん,
・将来の食料源として国連の専門機関 国際連合食料農業機関(FAO)の昆虫食に関するレポートをみて興味が湧いた。
・単純に食としての虫に興味がある。
・SNS拡散力があるメニューを開発したい。
・面白い栄養成分が無いか研究したい。
・化粧品原料として研究したい。
・薬の原料として研究したい。
などなど、、、 まだまだ、始まったばかりのニッチな分野です。

将来昆虫食が食料の主流になることは無いと思いますが、数多くの選択肢の中の一つとなる時代が来れば嬉しいです。
 
バグズファーム 店主

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