『昆虫食はいかが?』

昆虫食に関する本

こんにちは、清田彩です。
このブログでは、私が今までに読んだ本の中から「昆虫食に関する本」の感想を綴っていきます。

昆虫食について本を読んで知りたい!と思っている方のご参考になれば幸いです。

今回感想をお伝えする本のタイトルは『昆虫食はいかが?』(ヴィンセント・M・ホールト、青土社/1996年)です。


私が読んだものは友成純一さんによる翻訳本ですが、原書はヴィクトリア朝時代のイギリスで刊行された稀覯本です。
19世紀末当時のイギリスは不況の真っ只中、多くの労働者は貧しい生活を強いられていました。

そんな労働者たちのために、農作物の害虫駆除にも栄養補給にもなる昆虫食を推奨する目的で、この本が書かれたようです。

著者は読者に向けて、世界中の人々が昆虫をれっきとした食料として食べているということ、そして各地での調理方法を紹介しています。
例えば、中国人はカイコさなぎをバターかラードで揚げ、卵の黄身を加え、胡椒と塩、酢で味を付けて食べる、と紹介しています。

揚げて味付けに酢を使うところは、イギリス人のソウルフードと名高いフィッシュアンドチップスになんとなく通じるように思いませんか?

カイコさなぎの味を知らない読者に、食べられそうだと想像してもらうための苦心が伝わります。
美味しそうな料理だと私は思ったのですが、当時の読者はどう感じたのでしょう。

アジア地域からの紹介が多い中「我々イギリス人と同じくらいに文化が進んだたくさんの国で、食料として扱われている。」という前置きの後で、カタツムリを食べるフランス人や(エスカルゴは有名ですね)、蜘蛛をパンに塗り食べるドイツ人の例を挙げています。

文化の近いヨーロッパの国々の例を示される方が、イギリス人は安心して食べる気になったのではないかと思います。

食べ物ではなく薬として、イギリスの一部地域ではナメクジを食べていたという医療法の紹介もあります。胸の病に効くらしいです。体に良いなら食べようかという気になりそうですね。

個人的な意見としては、蜘蛛をパンに塗って食べる料理はおすすめできると思います。

私が食べたことのあるジョロウグモですと、枝豆にレバーの苦味を足したような味がするので、酸味のあるドイツパンと合いそうです。ドイツビールもあると最高ですね。

余談ですが、翻訳者でスプラッタ・ホラー小説家の友成さんは、虫よりよっぽどゾッとするテーマの小説を沢山書かれているのに虫嫌いだそうです。

昆虫食に興味を持つ人の動機は様々ですが、虫が嫌いだから食べることで克服したい、という理由で挑戦する人もいました。

この昆虫食推奨本が書かれた時代とは違い、現代の豊かな食生活だからこそ見出せる昆虫食の楽しみがあります。 時代背景に思いを馳せながら、昆虫食に関する本を読み比べるというのも面白いと気付かされた1冊でした。

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昆虫食通販 バグズファーム

この度は 昆虫食通販 Bugs Farm(バグズファーム)をご覧いただきありがとうございます。

昆虫食は 罰ゲーム用、2次会の景品、ユニークなプレゼントとしてはもちろん,
・将来の食料源として国連の専門機関 国際連合食料農業機関(FAO)の昆虫食に関するレポートをみて興味が湧いた。
・単純に食としての虫に興味がある。
・SNS拡散力があるメニューを開発したい。
・面白い栄養成分が無いか研究したい。
・化粧品原料として研究したい。
・薬の原料として研究したい。
などなど、、、 まだまだ、始まったばかりのニッチな分野です。

将来昆虫食が食料の主流になることは無いと思いますが、数多くの選択肢の中の一つとなる時代が来れば嬉しいです。
 
バグズファーム 店主

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