『本多勝一はこんなものを食べてきた』

昆虫食に関する本

昆虫食について本を読んで知りたい!と思っている方のご参考になれば幸いです。

こんにちは、清田彩です。
このブログでは、私が今までに読んだ本の中から「昆虫食に関する本」の感想を綴っていきます。

今回感想をお伝えする本のタイトルは『本多勝一はこんなものを食べてきた』(堀田あきお・堀田佳代、七つ森書館/2004年)です。

ジャーナリスト本多勝一さんの少年時代、信州伊那谷を舞台にした漫画です。87の食べものにまつわるエピソードと共に、伊那谷の自然が魅力的に描かれています。

伊那谷は長野県南部に位置する天竜川沿いの盆地で、ザザムシでおなじみの、言わずと知れた(?)昆虫食のメッカです。

昭和13年、小学1年生の本多勝一少年はみんなから「ショウちゃ」と呼ばれています。

ガッコーンという薪割りの音を聞きつけ、友人たちと向かった先にいたのは「お父ちゃ」。

ショウちゃ達は薪割りをするお父ちゃの側でゴトウムシ(カミキリムシの幼虫)が見つかるのを待ちます。

「お母ちゃ」に火鉢で焼いてもらった熱々のゴトウムシ。
口に入れると甘さがじゅわ〜っと広がり、うっとりするショウちゃ。布団の中で余韻に浸りつつ眠った夜は、夢にまでうにょうにょとゴトウムシが出てきました。

ゴトウムシは一番おいしい昆虫といわれ人気が高かったそうです。


ゴトウムシ(カミキリムシの幼虫)

私もカミキリムシの幼虫が一番おいしいと思っています。脂肪分が多く、例えるならマグロのトロのような味がします。当時はおかずの一品に使われるというより、子供のおやつになることが多かったようです。

漫画の中の子供達が先を争ってゴトウムシを欲しがる様子から、昆虫に限らずおやつの類では上位のおいしさだったのだと思います。

ショウちゃは桑の実やツツジなど、おやつを見つけては食べ、食べては遊び、伊那谷の豊かな自然の中でのびのびと過ごします。

中学生になったショウちゃは、軍需工場で働き始めます。
空襲警戒警報が鳴り響く夜、工場内で息を潜めていると、どこからか良い匂いが。緊張感が緩んでしまいます。

他の村からきている上級生がこっそり「シラガタユウサナギ」を食べていました。それは、クルミの木などにつく大型の蛾クスサンのことだそうです。
玉子焼きみたいな味でうまいから食ってみろ、と勧められるも半信半疑。

「う、うまい」

思わず目を見開きます。食べられないと思っていたシラガタユウは、思いがけず大好きなゴトウムシを油っぽくしたような味だったそうです。

シラガタユウサナギ(クスサン)

ショウちゃは働きながら、勉強しながら、恋をしながら、いろんなものを食べます。豊かな自然の中で。

この漫画に描かれている伊那谷の自然は、今では失われてしまったとのことです。

東京で育った私にとっての自然は、せいぜい自然公園です。昔を知らない私は、生まれながらにして自然という言葉の、意味の変化を受け入れています。でも、ショウちゃの育った自然が失われたと知ると少しさみしいです。

漫画では食べものを通じて、当時の環境や暮らしを知ることができます。

ショウちゃと同じ歳の頃の自分は何を食べていたかな、と読みながら思い返すのも楽しい時間になりそうです。

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昆虫食通販 バグズファーム

この度は 昆虫食通販 Bugs Farm(バグズファーム)をご覧いただきありがとうございます。

昆虫食は 罰ゲーム用、2次会の景品、ユニークなプレゼントとしてはもちろん,
・将来の食料源として国連の専門機関 国際連合食料農業機関(FAO)の昆虫食に関するレポートをみて興味が湧いた。
・単純に食としての虫に興味がある。
・SNS拡散力があるメニューを開発したい。
・面白い栄養成分が無いか研究したい。
・化粧品原料として研究したい。
・薬の原料として研究したい。
などなど、、、 まだまだ、始まったばかりのニッチな分野です。

将来昆虫食が食料の主流になることは無いと思いますが、数多くの選択肢の中の一つとなる時代が来れば嬉しいです。
 
バグズファーム 店主

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