『辺境メシ ヤバそうだから食べてみた』

昆虫食に関する本

こんにちは、清田彩です。
このブログでは、私が今までに読んだ本の中から「昆虫食に関する本」の感想を綴っていきます。

昆虫食について本を読んで知りたい!と思っている方のご参考になれば幸いです。

今回感想をお伝えする本のタイトルは『辺境メシ ヤバそうだから食べてみた』(高野秀行、文藝春秋/2018年)です。

早稲田大学探検部出身の著者が世界中の辺境で体験した食にまつわるノンフィクションエッセイ、つまりゲテモノの食レポです。ゴリラの肉や、ヤギの糞、そして人間の胎盤などが登場する中、この本で一番マイルドな食べ物は昆虫食だと思います。

2000年代初めのこと、世界で最も昆虫食のバリエーションが多い地域イサーン(東北タイ)で「虫の缶詰」が開発されたと聞きつけた著者は、サコーンナコーン農業貿易研究所へ取材に向かいます。研究所はバンコクから列車とバスを乗り継ぎ10時間以上かかる田舎町にあり、日本の農業試験場に近い存在だそうです。

研究所ではその土地の特産物を研究開発していて、虫の缶詰は、先に開発したワインに合うつまみとして作られたとのことです。

缶の中身は、モグラコオロギ、ゲンゴロウ、蚕のさなぎ、バッタ、そして赤アリの卵です。

現地の一般家庭でも虫料理は作られていますが、虫缶はあくまでもワインのつまみ用として開発されたものです。家庭料理とは違う方法で、柔らかく臭みが無いように調理されています。

ワインと虫缶をセットで味見した著者は、そのマリアージュに驚きます。虫缶をつまみにすると、酸味が強すぎてコクが足りないというワインの欠点が気にならなくなったそうです。

同じく東北タイのウドンターニーという町で、著者は「虫イタリアン」を体験しています。

町郊外にある地元料理のお店に入ると、オーナーシェフは注文があれば本格的なイタリアンも作れるというので、著者は注文してみることに。すると、全てに虫が入ったイタリア料理3品が出てきました。

まずは、虫ピザ。

「コオロギやバッタがチーズにからまったまま焦げており、まるで満杯のゴキブリホイホイをオーブンで焼き上げたかのよう」

お次は、虫サンド。

「パンの間から、バッタが生きているように飛び出し、アリの卵が今、産み落とされたかのようにボロボロと皿にこぼれ落ちる」

そして最後は、虫パスタ。

「絵面が普通じゃない」

読んでいて気づいたことは、これらのイタリアンは、私が所属する昆虫料理研究会がイベントで振る舞う料理そのものだということです。自分はすっかり慣れてしまっていましたが、確かに絵面は普通じゃないですよね。初心を思い出しました。

著者は「食べてみると、美味しい」と言いながらも

「量を食べると胃の中で虫濃度が飽和してくる」

「残飯のパスタの上に虫がたかっているようにしか見えなくなる」

「残飯を食べてる虫を食べてる俺」

だんだんイヤになってしまったようです。

非日常な昆虫食に良い印象を残すには、ワインのつまみに食べるくらいの量がちょうど良さそうです。大変参考になりました。

>昆虫食通販 バグズファーム

昆虫食通販 バグズファーム

この度は 昆虫食通販 Bugs Farm(バグズファーム)をご覧いただきありがとうございます。

昆虫食は 罰ゲーム用、2次会の景品、ユニークなプレゼントとしてはもちろん,
・将来の食料源として国連の専門機関 国際連合食料農業機関(FAO)の昆虫食に関するレポートをみて興味が湧いた。
・単純に食としての虫に興味がある。
・SNS拡散力があるメニューを開発したい。
・面白い栄養成分が無いか研究したい。
・化粧品原料として研究したい。
・薬の原料として研究したい。
などなど、、、 まだまだ、始まったばかりのニッチな分野です。

将来昆虫食が食料の主流になることは無いと思いますが、数多くの選択肢の中の一つとなる時代が来れば嬉しいです。
 
バグズファーム 店主

CTR IMG