『「食」の課外授業』

昆虫食に関する本

こんにちは、清田彩です。
このブログでは、私が今までに読んだ本の中から「昆虫食に関する本」の感想を綴っていきます。

昆虫食について本を読んで知りたい!と思っている方のご参考になれば幸いです。

今回感想をお伝えする本のタイトルは『「食」の課外授業』(西江雅之、平凡社/2005年)です。


文化人類学の視点から「食べ物」や「食べること」を支える文化について書かれています。

学問の立場から見ると、人間のすることすべてが「文化」なのだそうです。

人類として「食べられる物」の一部を、各々の集団が理屈をつけて「食べ物」として認めていることが「文化」です。

「食べられる物」は人間が食べても生命に支障がない物なので人類共通ですが、「食べ物」は文化によって異なります。

つまりこういうことです、納豆は日本人にとって「食べ物」だけれど、人類共通の「食べ物」ではありません。

ゴキブリは衛生的に料理して美味しく食べることができるので「食べられる物」に入ります。

これは私個人の意見ではなく本に書いてあることです、もちろん同意します。

そして「食べ物」として食べる習慣を持つ土地は、少なくないと紹介されています。

アジア、アフリカ、そしてヨーロッパでも船乗りが料理して食べたという例や、薬用にゴキブリを食べる話ならさらに多くの地域で見られるそうです。

ただ、日本では一般論としてゴキブリは「食べ物」として認められていません。残念ながら。

ゴキブリ料理を食べる人は、どんな人だと想像するでしょうか。

認める食べ物が違う集団に対して、その人々が食べている物から人間としての価値を評価してしまう傾向が世界共通であるそうです。

ゴキブリを例に考えるのは屋内害虫のイメージのせいで強烈ですが、他の昆虫ならどうでしょう。

芋虫を食べる地域の人々をその食生活から野蛮人だとする傾向は、今の日本にも強く見られると書かれています。

もうひとつ例として、刺身を食べる日本人に対する欧米の人々からの偏見はそれほど昔のことではないと言います。アシカやオットセイと変わらないと思われていたようです、ちょっとショックですね。

「食べられる物」の中から「食べ物」を選び、入手し、保存し、料理し、相応しい食器を選び、相応しい場で誰かと共に食べるといった「文化」は多様で、地域の違いだけでなく時代の違いもあります。自分の価値観だけが正しいという傲慢に陥らないよう心がけたいものです。

「食べ物」は「食べられる物」のごく一部です。

私が仲間たちと昆虫食の活動をしていてよく聞かれることが「どの昆虫が食べられますか?」という質問です。

ごく一部の昆虫は毒を持っていて危険ですが、だいたい「食べられる物」です。

その中からみんなが認める「食べ物」の昆虫を増やそうと活動しています。

世界にはこんな昆虫を食べる文化がある、と知識を増やすのも楽しいのではないでしょうか。

イナゴの佃煮は間違いなく「食べ物」だと思いますが、ゴキブリはまだまだまだまだ先が長いです。

>昆虫食通販 バグズファーム

昆虫食通販 バグズファーム

この度は 昆虫食通販 Bugs Farm(バグズファーム)をご覧いただきありがとうございます。

昆虫食は 罰ゲーム用、2次会の景品、ユニークなプレゼントとしてはもちろん,
・将来の食料源として国連の専門機関 国際連合食料農業機関(FAO)の昆虫食に関するレポートをみて興味が湧いた。
・単純に食としての虫に興味がある。
・SNS拡散力があるメニューを開発したい。
・面白い栄養成分が無いか研究したい。
・化粧品原料として研究したい。
・薬の原料として研究したい。
などなど、、、 まだまだ、始まったばかりのニッチな分野です。

将来昆虫食が食料の主流になることは無いと思いますが、数多くの選択肢の中の一つとなる時代が来れば嬉しいです。
 
バグズファーム 店主

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