『昆虫食先進国ニッポン』

昆虫食に関する本

昆虫食について本を読んで知りたい!と思っている方のご参考になれば幸いです。
こんにちは、清田彩です。私が今までに読んだ本の中から「昆虫食に関する本」の感想を綴っていきます。

今回感想をお伝えする本のタイトルは『昆虫食先進国ニッポン』(野中健一、亜紀書房/2008年)です。

世界中をめぐり昆虫食文化を研究している立教大学教授の野中健一さんが、日本の昆虫食について各地で直接見聞した人々の様子を伝えています。


知恵が積み重ねられてきたハチ追いの技、旬の味覚として今も根強い人気を誇るイナゴ食、薪からガスへ燃料が変わるとともに消えていったカミキリムシ幼虫の味。野中先生の20年あまりに渡る聞き取りをはじめとした調査から、暮らしと昆虫との関わりがどう変化してきたかを感じることができます。

聞き取り調査で集められた生の声からは、イナゴへの愛着や親しみが伺えます。

学校行事でイナゴ採りをした思い出を語る女性、戦時中疎開先での佃煮の香ばしい香りを懐かしむ男性、ニワトリのエサ用として採っていたと語る方もいます。

1919年に農務省の三宅恒方さんによってまとめられた報告書によると、イナゴはほぼ全国的に食べられていました。江戸時代から東京の町中でも売られていたそうです。

野中先生の調査によると、1950年頃からイナゴ食の衰退がはじまります。

水田で殺虫剤が使われるようになったことや、都市化が進み水田自体が減ったことで、イナゴの数も減ってしまったからです。

食が多様になりイナゴを食べなくなった家庭や、仕事や勉強の時間が増えて採る時間が無くなったなど、生活の変化も影響しました。

ただ、衰退はしてもイナゴ食が消えることはありませんでした。農薬の散布されていない牧草地にはイナゴがいたので、そこまで採りに出かけることもあったようです。

1986年の調査ではイナゴが復活してきます。

この時期は残留農薬が問題化して一部の殺虫剤や農薬が使用禁止になり、イナゴが戻ってきたのです。

秋のイナゴシーズン、長野県伊那市の新聞朝刊には「生きたイナゴ本日入荷」と広告が。昆虫食の加工販売を行う塚原川魚店の広告です。

2007年の秋、野中先生がお店に向かうと開店前から行列ができています。お客さんはひとりで3〜5キロも買い求めていくのですぐに売り切れてしまうそうです。
昔のように自分でイナゴを採るのが難しいという人々に大好評で、各家庭で佃煮にして保存したり親しい人に配ったり、それが季節の行事として楽しまれているとのことでした。

これからも暮らしが変わり続けるなかで、イナゴとの関わり方は変わっていくのだと思います。

採る場所が変わり、手に入れる方法が変わり、そして我が家の味付けから市販の佃煮へ、さらに佃煮から別の食べ方へと変わっていくかもしれません。

変わることもあれば、変えたくない楽しみもあります。

みんなで旬の食材をかこむイベントは、ただの食事ではなく楽しいコミュニケーションです。
昆虫食は柔軟に変化して、私たちは楽しみ続けられると思います。

>昆虫食通販 バグズファーム

昆虫食通販 バグズファーム

この度は 昆虫食通販 Bugs Farm(バグズファーム)をご覧いただきありがとうございます。

昆虫食は 罰ゲーム用、2次会の景品、ユニークなプレゼントとしてはもちろん,
・将来の食料源として国連の専門機関 国際連合食料農業機関(FAO)の昆虫食に関するレポートをみて興味が湧いた。
・単純に食としての虫に興味がある。
・SNS拡散力があるメニューを開発したい。
・面白い栄養成分が無いか研究したい。
・化粧品原料として研究したい。
・薬の原料として研究したい。
などなど、、、 まだまだ、始まったばかりのニッチな分野です。

将来昆虫食が食料の主流になることは無いと思いますが、数多くの選択肢の中の一つとなる時代が来れば嬉しいです。
 
バグズファーム 店主

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