『昆虫食古今東西』

昆虫食に関する本

昆虫食について本を読んで知りたい!と思っている方のご参考になれば幸いです。
こんにちは、清田彩です。私が今までに読んだ本の中から「昆虫食に関する本」の感想を綴っていきます。

今回感想をお伝えする本のタイトルは『昆虫食古今東西』(三橋淳、オーム社/2012年)です。

この本さえあれば、世界中のあらゆる昆虫食について知ることができます。

「どこで、どういう人たちが、どんな昆虫を、どうやって食べているか」という基本的な情報に加えて、古代のエピソードや栄養価など、情報量が多く読み応えのある1冊です。

日本にはいない昆虫が数多く登場しますが、写真と図があるのでイメージしながら読み進めることができます。文字だけよりも、見た目が分かるとその虫がどんな味と食感なのか想像が広がりますよね。

昆虫食の文化は古くからアジアに広くみられ、なかでも中国では紀元前約11世紀も前からアリ・セミ・ハチが食用にされていたという文献が残っているそうです。

現代の中国でも「擬黒多刺蟻」と呼ばれるアリは人気のある食用昆虫のひとつで、加工品のアリ茶やアリワインがマーケットで売られているそうです。

アリ茶は写真付きで紹介されていて、そのパッケージには「蟻宝茶」と書かれています。体に良さそうな高級感のある商品名ですが、どんなお味なのでしょうか。もしアリの味がするなら酸味がありそうで気になります。

中国には、チョウ目昆虫の糞を天日にさらしてから蜂蜜と茶を加えて作る「虫糞茶」というものがあるそうです。

葉緑素と酵素を含んでいるそうで、夏バテ防止、消化促進、下痢止め、鼻血と痔の止血など多くの効果があるとされています。虫が食べていた植物の成分が糞に濃縮されたものだと思われていますが、有効成分は不明だそうです。

虫の糞を薬用に利用している地域は他にもあり、タイでは大型のナナフシをグアバの葉で飼って、その糞で作ったお茶を消化剤として飲むそうです。糞そのものが薬屋で売られているとのことから、きっと効果は確かなのでしょう。

この本の中で私のお気に入りのエピソードは、コンゴ民主共和国の「ミツオシエ」です。

この国の森にすむバンブティ族は、ミツオシエという小鳥を使って蜂蜜を手に入れます。

ミツオシエは絶えず森の中を飛び回っていて、人を見ると「チルル」と鳴いて気を引いて一番近くのミツバチの巣へ案内するそうです。

少し飛んではまた鳴くといった行動を繰り返して、ミツバチの巣に近づくと鳴き声を変えて誘導します。

人がハチの巣を採った後は、巣のかなりの部分を道案内のお礼に残しておきます。そうしないと悪いことが起こると信じられているそうです。

ミツオシエから「こっちだよ」「もうすぐだよ」「ぼくの分もちょうだい」なんて話しかけられているようで微笑ましいです。

人間と鳥の友好的な関係にほっこりしました。私はこのエピソードを読んでから、近所のカラスにたまに挨拶しています。

スーダン、ザンビア、ケニアなどほかの地域でも多くの部族がミツオシエを利用していたそうですが、近年の生活様式の西欧化で蜂蜜をマーケットで買うようになったため、人びとはミツオシエの呼びかけに答えなくなったそうです。

そして、ミツオシエはもうハチの巣に案内することをやめてしまったという…。

こんな感じで世界中の昆虫食について豊富なエピソードが書かれているので、もし昆虫食を学ぶための1冊を選ぶとすれば、この本が私のイチオシです。

>昆虫食通販 バグズファーム

昆虫食通販 バグズファーム

この度は 昆虫食通販 Bugs Farm(バグズファーム)をご覧いただきありがとうございます。

昆虫食は 罰ゲーム用、2次会の景品、ユニークなプレゼントとしてはもちろん,
・将来の食料源として国連の専門機関 国際連合食料農業機関(FAO)の昆虫食に関するレポートをみて興味が湧いた。
・単純に食としての虫に興味がある。
・SNS拡散力があるメニューを開発したい。
・面白い栄養成分が無いか研究したい。
・化粧品原料として研究したい。
・薬の原料として研究したい。
などなど、、、 まだまだ、始まったばかりのニッチな分野です。

将来昆虫食が食料の主流になることは無いと思いますが、数多くの選択肢の中の一つとなる時代が来れば嬉しいです。
 
バグズファーム 店主

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