虫を食べて暮らす18

昆虫食ディナー試食会に参加して

昨年2019年10月に奈良で初めての昆虫食イベントが開かれた。奈良県営馬見丘陵公園を会場に、「いま注目される昆虫食を考える~昆虫食セミナー・試食会in NARA UMAMI~」というテーマで実施された。イベントの詳しい内容は「虫を食べて暮らす15」に書いたのでお読みいただきたい。定員50名のところ募集と同時に200名ほどの応募があったという。

好評に応えて2回目が3月20日に計画されたのだが、予期せぬ新型コロナウイルスのため延期になってしまった。そこで関係者が本番に備えて試食会を行い、私も参加させていただいた。今回の目玉は、フランス料理シェフ川辺瞬さん考案の昆虫料理だった。会場では以下の7品が用意されていた。

1 イベリコ豚のローストポーク カブトムシとタケムシのビーツソース(写真1)


写真1

  ツムギアリと奈良漬の自家製タルタル

2 トマトとサラダナスとセミ幼虫のマリネ クマゼミのオリーブオイルマリネ(写真2)


写真2

3 コオロギとタガメ 鶏のスープカレー

4 ケラを入れたスパニッシュオムレツ

5 サクラケムシと15穀米

6 コオロギ塩とハチの子醤油で味を付けた唐揚げ カイコ幼虫入り

7 ミツバチのガトーショコラ

  カイコとブルーチーズのバスクチーズケーキ

川辺シェフによると、私が前もって送った20種類ほどの食材サンプルを、素揚げなどで味と食感を確認し、ようやくメニューが決まったのが試食会の前日だったようだ。出汁、香りなど吟味して、それに合った料理を作ったと話した。

シェフ曰く「今回、私が料理をするにあたって気をつけたことは、一般の人でも食べやすくどのように万人受けをするかということを意識して作らせていただきました。」

特に気になった料理は以下の2品だった。

・カブトムシとタケムシのビーツソース

土の香りがするビーツと似た味のカブトムシとを合わせたソース。いくらかの臭みは残っているが、それが大地の味といった趣きがあり、特徴的な仕上がりになっている。豚の脂分が食べる時に加わるとなお食べやすくなるという狙いもあるという。カブトムシは外見が残ると抵抗があるので、中身を取り出して細かく刻んだ。タケムシは外見の抵抗が少ないので、そのまま煮込んでいくらかの虫感を演出している。

・カイコさなぎとブルーチーズのバスクチーズケーキ

ポイントは、クセのあるカイコさなぎをブルーチーズと合わせた点。バスクチーズケーキ独特の表面の焦げたほろ苦さが、特徴ある両者をうまく融合して一つの味に仕上げている。ブルーチーズは好き嫌いが分かれるが、好きな人には興味深く食べてもらえる仕上がりになっている。

この他の料理すべてで言えることだが、見た目で全く虫感がないにもかかわらず、それぞれの虫の特徴を生かした味がしっかりあって、さすがプロと感心した。これだと一般にも抵抗なく美味しく食べてもらえるだろう。今回は昆虫食が普通の食卓にのぼる契機となる画期的な試食会だった。イベント開催の早いことを切に願っている。

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この度は 昆虫食通販 Bugs Farm(バグズファーム)をご覧いただきありがとうございます。

昆虫食は 罰ゲーム用、2次会の景品、ユニークなプレゼントとしてはもちろん,
・将来の食料源として国連の専門機関 国際連合食料農業機関(FAO)の昆虫食に関するレポートをみて興味が湧いた。
・単純に食としての虫に興味がある。
・SNS拡散力があるメニューを開発したい。
・面白い栄養成分が無いか研究したい。
・化粧品原料として研究したい。
・薬の原料として研究したい。
などなど、、、 まだまだ、始まったばかりのニッチな分野です。

将来昆虫食が食料の主流になることは無いと思いますが、数多くの選択肢の中の一つとなる時代が来れば嬉しいです。
 
バグズファーム 店主

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